The Japan Cupは、NMFの最大の催事です
The Japan Cupの表彰式では、5つの各賞が贈られます。
さらに、各賞受賞者の中から、本賞である「The Japan Cup」(写真)が贈られます。The Japan Cupのトロフィーは持ち回りで、2001年の功績で2002年に第1回の受賞をされた、前田知洋氏のお名前を先頭に、毎年のThe Japan Cup受賞者のお名前が刻まれています。
受賞者のお名前が増えるに従って、トロフィーは継ぎ足され、大きくなっていきます。2100年に功績を残したマジシャンのお名前を2101年に刻めば、21世紀のマジック界で活躍された100名のお名前が刻まれることととなり、このトロフィーは正に21世紀の記念碑となることでしょう。
価値ある歴史的一瞬を、あなたとも是非、分かち合いたいと考えます。
どなたでも参加して戴けます。皆様のお申し込み、お待ちしております。
NMF会長 田代 茂
The Japan Cup について
The Japan Cupは、JCMA/Japan Close-up Magicians’ Association(日本クロースアップ・マジシャンズ協会)が、21世紀に日本で活躍したマジシャンを讃えるために、2002年3月21日より毎年3月に実施している催事です。(21世紀の最初の1年に活躍された方を、2002年3月に表彰しました。)The Japan Cupを、2101年まで100年間継続することで、21世紀に日本で活躍したマジシャン、100名が選ばれることとなり、その100名のお名前は、有志が作成したThe Japan Cupトロフィーに刻まれていきます。
JCMAの組織変更に伴い、The Japan Cup 2019より、運営団体が日本マジックファンデーション(NMF)に変わりました。
The Japan Cup受賞者の選考をより開かれたものにするため、各賞受賞者につきましては、公募制を導入することと致しました。自薦・他薦を問わず、広く受賞候補者を推薦して下さい。締め切りは毎年6月30日とします。メールまたはFAXでご応募下さい。自薦者・他薦者の情報につきましては、日本マジックファンデーション役員間でのみ共有され、公表されませんので、どうぞ安心してご応募下さい。
Eメール:info@smilelife.biz
FAX: 048-543-8088
The Japan Cup (ジャパンカップ)2021年 各受賞者
以下の受賞者から1名、(ジャパンカップ)2021年のジャパンカップ受賞者が選ばれます!
マジシャン・オブ・ザ・イヤー
受賞者:メイガス
The Japan Cup 2018『マジシャン・オブ・ザ・イヤー』受賞。日本を代表するイリュージョニストとして活躍される一方で、2019年2月26日創刊の、隔週刊『ザ・マジック』(株式会社デアゴスティーニ・ジャパン)の監修に就任。高品質の教材の提供に尽力され続け、2020年12月25日には第49号が刊行されるに至った(第100巻まで、発行される計画)。テレビをはじめとするメディアへの露出も顕著。特に2018年(第69回)、2019年(第70回)の『NHK紅白歌合戦』では、水森かおりさんと共にイリュージョンを演じられ、その存在が広く認知されるところとなった。2020年9月28日には、NHK『逆転人生』でフィーチャーさた。「極貧生活を送るも夢を失いきれず、44歳でまさかの再挑戦。挫折や失敗の遠回り人生をいかして斬新なマジックを次々に開発し、トップマジシャンへ一気に登りつめた奇跡の復活劇(NHKのHPより)」に多くの視聴者が感銘を受けた。
ベスト・クロースアップ・マジシャン
受賞者:ヤマギシルイ
2009年、『マジックバー金沢STYLE』の店舗責任者に就任。以後十年余に渡って年間300日以上のショーに出演。2019年には、アメリカ・デンバーで開催された『The Rocky Mountain Sessions』に、日本人として初めてゲスト出演を果たされた。ガラショーのヘッド・ライナーとして演じたカード・マジックには、会期中唯一のスタンディング・オベーションが贈られた。2020年2月2日には、金沢市内で『マジックカフェ&バー
BELIEVE』を独立開業。コロナ禍に直面するなかで「人生賛歌」をご自身のテーマとして見い出し、「小説を愛するマジシャン」(商標申請中)として「小説をモチーフにしたマジックショー」という唯一無二のスタイルを確立された。2017年には、金沢市開催事業である『金沢ナイトミュージアム』に出演。謎解きイベントの脚本執筆、地元誌での小説掲載など、地元である金沢の文化活動に長年に渡って貢献された。
著述放送文化賞
受賞者:The Svengali
「The Svengali」は、大阪奇術愛好会及びIBM大阪リングの機関誌。
1964年創刊。第17号が1979年に発行されて以来休刊が続いていたが、2013年に復刊。以後、毎年刊行され、2019年5月26日には、第24号が発行されるに至った。当初2020年発行予定の第25号については、編集作業が進行しているものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を鑑み、発行が2021年5月になる見込みとのこと。最近の発行部数は300であり、多くの第一線のマジック研究家・マジシャンの投稿により構成されている。いわゆる「学会誌」的側面を有するマジック雑誌が、50年以上にわたり発行され続けられる例は、世界的にも希であり、かつ、そこで発表されるマジックの質は世界レベルである。どの原稿からも、今なおそれぞれの筆者の熱い情熱を感じ取ることもできる、末永く読み継がれるべき貴重な資料群である。
※写真(受賞者)は、大阪奇術愛好会及びIBM大阪リング、両会の代表である、赤松洋一氏
功労賞
受賞者:ケン正木
幼少の頃よりマジックに親しまれ、高校生で既にステージ活動を始められる。渚晴彦氏に入門後、1985年にプロ・デビュー。2020年までの35年間、ステージ・マジシャンとして、第一線で活躍を続けてこられた。特筆すべきは、レパートリーの豊富さであり、イリュージョン、スライハンド、和妻、トーク・マジックと、幅広く研鑽・研究を重ねられた。また活躍の場も幅広く、有名歌手のコンサート・ツアーに同行され、十数年に渡り全国の大劇場で一般のお客様を大いに沸かせてこられた。一方で、マジック・キャッスルや世界のマジック・コンベンションに多数ゲスト出演され、マジック関係者からも高く評価されてこられた。さらに後進の指導にも熱心で、多くのマジシャンを世に送り出されている。このような形で、広くマジシャンの手本となり続けてこられたことは、大きな功績といえる。2020年7月1日、公益社団法人日本奇術協会の会長に就任。
NMFフェローシップ
受賞者:赤星賢志
1986年生まれ。高校時代よりマジックに親しまれ、NPO法人日本クロースアップマジシャンズ協会(JCMA)の活動にも協力してこられた。千葉大学工学部卒業後、同大・大学院にて博士課程前期を修了(2011年3月)。
2010年度より2015年度まで、JCMA理事。2019年には、NMFの立ち上げに参画。特にNMFのコンセプト立案及びロゴ制作に関して、尽力された。
2020年12月には、NMFが協力して実施された、学生マジック選手権において、「赤星賞」を提供。写真撮影も手がけられた。長きにわたり、マジックに関する非営利の文化活動に関わってこられる一方、東京・六本木の会員制クラブ「Roppongi Hills Club」で唯一の専属クロースアップ・マジシャンとして活躍されるなど、ご自身のマジシャンとしての活動も多岐にわたる。2019年6月に、クラウド・ファンディングで作成した、オリジナル・トランプ「Pan-sama Deck」は、マジック界でも話題を呼んだ。
Rookie of the Year
受賞者:Piace
千葉県市原市出身、1994年生まれ。18歳でマジックを始め、地元のプロ・マジシャンらの元で下積みを経験。一般のお客様に喜んでもらえるマジシャンを目指し、クロースアップからイリュージョンまでの幅広いマジックと共に、仕事の仕方も学ぶ。一方で、マジック・コミュニティーとの関係も深め、JCMAやNMFといった団体にも深く関わり、文化・芸術としてのマジックにも取り組み、その深さを学ぶ。プロ・マジシャンとして重要なこの2つの手綱を常に握り、精進を続ける実直さと、生まれながらの天真爛漫な性格が、一般のお客様にもマジック関係者にも愛され、活躍の場を広げている。近年は、メディアでも取り上げられるようになり、2020年のテレビ出演は、『すイエんサー』(NHK)、『ヒューマニエンス』(NHK)、『全力!脱力タイムズ』(CX)、『アンタッチャブルのおバカワいい映像バトル』(CX)、『水曜日のダウンタウン』(TBS)と、多数。